鉄道唱歌 北陸編 第40番 加茂の青海神社 矢代田・金津の「白玉の滝」

鉄道唱歌 北陸編の歌詞について、わかりやすく解説してゆきます!
加茂(新潟)の観光・歴史などについて、初心者でも楽しめるよう解説してゆきます!

↓まずは原文から!

加茂かもには加茂かもみやありて
鳥居とりいいときよ
矢代田驛やしろだえきの近くには
金津かなづたきの音たかし

さらに読みやすく!

加茂かもには加茂かもの みやありて
鳥居とりい いときよ
矢代田駅やしろだえきの 近くには
金津かなづたきの 音たかし

さあ、歌ってみよう!

♪かもにはかーもの みやありてー
♪このまのとりいー いときよくー
♪やしろだえーきの ちかくにはー
♪かなづのたきのー おとたかしー
(信越本線)
長岡駅→三条駅→東三条駅→加茂駅→矢代田駅→新津駅→亀田駅→越後石山駅→新潟駅

※鉄道唱歌に関連する主要駅と、その他主要と思われる駅を筆者の独断と偏見でピックアップしたもの

三条駅を出て、加茂駅・矢代田駅へ

三条駅さんじょうえき(新潟県三条市)を信越本線にそって北東へ進んでいくと、

  • 加茂駅かもえき(新潟県加茂市)
  • 矢代田駅やしろだえき(新潟県新潟市秋葉区矢代田)

というふうに進んでいきます。

青海神社の門前町・加茂市

加茂駅(新潟県加茂市)

加茂駅(新潟県加茂市)

新潟県加茂市かもしは、青海神社おうみじんじゃ門前町もんぜんまちとして栄えた町です。

門前町もんぜんまちとは、その神社に参拝しに来るお客さんたちをもてなすための町です。

主に参拝客の皆さんに、飲食物を提供したり、宿泊させたりします。


鴨・加茂・賀茂かもという名称・地名は、

  • 京都の上賀茂神社かみがもじんじゃ
  • 京都の下鴨神社しもがもじんじゃ鴨川かもがわ
  • 後述する、古代の京都の一族である加茂氏かもし

に由来しています。

全国に数ある、「加茂」「賀茂」の地名 新潟県・青海神社との関係

加茂駅(新潟県加茂市)

加茂駅(新潟県加茂市)

全国的に、「加茂」「賀茂」という地名はとても多い

ということは、あなたもなんとなくご存じのことと思います。

それは京都の「加茂氏かもし」に由来します。


昔、京都には加茂氏かもしという有力な一族がおり、その加茂氏を神様としてまつるためにできたのが、

  • 上賀茂神社かみがもじんじゃ(京都府京都市北区)
  • 下鴨神社しもがもじんじゃ(京都府京都市左京区)

です。


なお、京都市街地を流れる鴨川かもがわは、

  • 上流では「賀茂川
  • 下流では「鴨川

と漢字表記が異なります。

また、

  • 上賀茂神社は、川の上流側
  • 下鴨神社は、下流側

に存在します。

上流と下流の境目は、京阪電車の

  • 出町柳駅でまちやなぎえき(京都府京都市左京区)

付近になります。


京都の話ばかりになって申し訳ありませんが、ここまでがあくまで予備知識になります。

これらの上賀茂神社と下鴨神社の神様を、新潟県のこの地域に分霊ぶんれいとしてお招きしてまつったのが 、新潟県加茂市青海神社になります。

分霊ぶんれいとは、神様の分身のことです。

似たような言葉に「勘請かんじょう」があり、こちらは分霊をお招きするという意味になります。


歌詞の

木のこのま鳥居とりいいときよ

とは、青海神社の松の木々に囲まれた鳥居が、とても清らかに建っているという様子を表現しています。

いと」 とは、「とても」という意味です。

矢代田駅の近くの「白玉の滝」

矢代田駅(新潟県新潟市秋葉区矢代田)

矢代田駅(新潟県新潟市秋葉区矢代田)

金津かなづの滝とは、「白玉の滝」のことをいいます。

矢代田駅やしろだえきの東側に「金津」という地名があり、ここに美しい滝が流れるのです。

白玉の滝」は、先述の通りまた、歌詞にもある通り、矢代田駅近くにある滝です。

昔はここで、修行僧の皆さんが滝に打たれながら、厳しい修行に励んでいたのでした。

山にこもって修行することを、山伏やまぶしといいます。

矢代田駅(新潟県新潟市秋葉区矢代田)

矢代田駅(新潟県新潟市秋葉区矢代田)

次は、明治11年の行幸ぎょうこうについて解説します!

ちゅうい!おわりに

この記事は、「小学生の頃の私(筆者)に教える」というイメージで書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。
そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。

もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ!勉強不足だ!」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「~の部分が誤っているので、正しくは~ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。
再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。
何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

この記事が良いと思った方は、よかったら次の記事・前回の記事も見てくださいね!

コメント